2021年9月1日水曜日

9期生木工作家五十嵐誠さん、日本工芸会新人賞を受賞!

9期生 五十嵐誠さん 日本伝統工芸展 新人賞受賞

第68回日本伝統工芸展 にて展示 



     日本工芸会新人賞 楓造(かえでづくり)彫装箱(ちょうそうばこ)


第68回日本伝統工芸展で『日本工芸会新人賞』をいただきました。

入選することすら狭き門の日本伝統工芸展でこのような賞をいただいた事を本当に嬉しく思うとともに、身の引き締まる思いです。

本展において16個の賞がありますが、この度いただいた賞は、入選5回以下、もしくは45歳以下を対象にした賞です。

特定の師につくことなくはじめた木工の仕事ですが、工芸会に所属することで沢山の学びの機会をいただき、近年では憧れていた須田賢司先生の研究会にも参加することができました。

他素材の先生、先輩方との交流も増えたことが、今回の受賞に繋がったのだと思います。

表現者としても技術者としてもまだまだ未熟者ではありますが、今は素直に受賞の喜びに浸りたいと思います。

いつも応援していただいている皆様にこの場を借りて御報告と御礼申し上げます。

(五十嵐さんのSNSより)

【作品解説】

今までは神代杉に彫刻をしてきたのですが、今回のデザインがよりよく見える材料を検討した結果、木肌の白い縮みの少ない楓をチョイスしました。

蓋を開けると三段の重ねになっていて、ソメイヨシノと神代栃でツートンにしました。ショウと呼ばれる木目が見えるように仕上げました。(五十嵐)

9期生五十嵐誠さんの作品は、自由の森学園のフリーペーパー『もりのあと』23号の表紙にて紹介しています。
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五十嵐誠さんは、工房今昔堂として活動しています。

『もりのあと』の紹介文:
自由の森学園高等学校卒業後、シルバーアクセサリーの制作活動を経て、京都伝統工芸専門学校総合工芸コースに入学。板をさしあわせて家具や器具を作る指物技法を学ぶ。卒業後、「工房 今昔堂 (こんじゃくどう)」を東京都昭島市に構え、木工家としての活動を始める。その後青梅市を経て、羽村市に拠点を移して現在18年目。昨年、創元社より刊行された、『木のものづくり探訪』では、関東で活躍する木工家20名の1人として紹介された。


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